2007-09-28

やはり軍隊は危険な存在、ミャンマー

昨日からテレビでミャンマーの映像が放映されていますが、全く武器を持たない僧侶や一般市民に治安部隊が実力行使をして死者まで出したとのこと。政府に軍事力の背景が無ければこういうことにはならなかったと思うとやはり軍事力による民主主義などというものは絵に書いた餅であることがはっきりします。

歴史の専門家ではないですが、日本でも軍部の力により、時の政権が圧力を受け太平洋戦争を誤った方向に進めてしまったとの事。今回の自衛隊のインド洋派遣問題も、自衛隊の強化につながるもので、政府と国民の間で抜き差しならないことになった場合、何をされるか分かりません。

5月の国会でも、自衛隊情報部門がイラク戦争反対勢力の情報収集をしていたことが明らかにされましたが、恐るべき収集能力だと思います。いつでも国民を弾圧しようと思えばできる態勢はすでにできているのです。

それに今の自民党公明党政権の腐敗した政治姿勢ではとても強力な軍隊を制御できるとは思えないのですがいかがでしょうか。今のところは自衛隊がクーデターを起こして政権をどうのこうのという姿勢は見せていませんが、しっかりした政権でないと、一時的に国民の賛同を得てクーデター、その後やりたいようにやると言うのは良くある話です。

日本では民主的制度を、外国のように血で血を洗って確立したと言う経験が無いので、国民に民主主義の大切さという物が私を含めて身に沁みて良く分かっていないのではないかと思います。いかがなものでしょうか。