2007-09-26

いよいよ我家も、介護保険のお世話に

介護の問題は、お金がかかるだけと言う発想で、予算が削られて若い人が介護から逃げていくということがテレビなどでも報道され続けています。私もこのブログで何回も書いたのですが、今までは直接関わっていなかったので、いずれ自分たちも歳をとりご厄介にならなくてはいけない時期が来るぐらいに思っていたのですが、私ではないですが母が介護保険を申請しいよいよ身近な問題になってきました。

母は80km離れた所に住んでいるのですが、寝込むまでは住み慣れた家で生活したいのでこのままにしておいてくれと言って独居生活をしていて、買物やゴミ出しはは自分でできないので近くの親戚の人たちの力を借りて生活してきたのですが、いよいよお風呂に入るとか、家事を一人でするには大変になってきました。回りの人が心配してくれて、ヘルパーさんを頼めばまだまだ私たちのところに行くより長生きができるといって手配をするよう連絡が来て、最近町の役場に行き申請したのです。認定されるかどうかは約一ヶ月かかるとのことでした。

確かに飯田に来れば、毎日のように来てくれる親戚の人たち、学校友達、気心の知れた近所の人たちとの交流が無くなり、回りには知らない人ばかり、ご近所にも気を使わ無ければいけなくなるし、心を休めてくれる自然の風景も見られなくなるということもあり、パソコンもやりたい放題出来るし頼んでみるかと言うことになったのです。

介護を受けられれば、まだまだ自分の住みたい場所で生活できると言うことは母にとっても大変ありがたいことですが、働いている私達にとっても大変助かることです。

また、ヘルパーさん達のお話をお聞きしたのですが、彼女達にとっても収入の道になるわけで、老人福祉が単純にお金がかかるだけの話ではなく、幾重にも社会貢献とつながっていると言うことを実感しました。介護保険料も長年払っていると言うこともありますが、そうでなくても今まで社会のために働いてきた人が歳を取ったら今度は社会が面倒を見るということは、ご老人にとっても嬉しいことですし、子供それも多くはお嫁さんから面倒を見てもらうことが多いと思いますので、気疲れしますし、面倒を見るお嫁さんも大変です。特に働いている場合は尚更です。

こういうわけで、我家もいよいよ社会福祉制度とかかわりを持つようになりました。社会福祉制度は、複雑で、良く分からなかったのですが、これから母のことを通じて分かるようになってくると思いますので、時々知りえたことをこのブログでも書いていきたいと思います。

まず一つ、介護保険は痴呆の症状が無くても、私の母のようにインターネットができる状態であっても、肉体的に弱ってきて自立した生活ができないと認定された場合はその程度に応じて使えるそうです。もし、皆様の中に同じようなことでお困りの方がいらっしゃいましたら、役場の社会福祉担当の所に行ってご相談されると良いと思います。