久間前防衛大臣の辞任と自衛隊の問題を考える
昨日の記事を読み直していましたら、<kirishimaさんより>自衛隊を解体すると言う意見に対して、国民は納得しないだろうと言うことで「非武装中立を唱える政党の支持率を見ればおわかりでしょう。」とありました。そこで思い出したのが、制御機器業界紙の「オートメレビュー社」の7月18日一面の記事です。整理整頓が悪いので探し出すのに一苦労しましたが見つかりましたのでご紹介します。久間前防衛大臣が周到にタイミングを計りながらアドバルーンを打ち上げた、これに対して、日本国民は全国各地で強烈な意思表示を行い、「原爆許すまじ」のシュプレコールでこれに答えた。」アドバルーンの内容説明はありませんでした。
アドバルーン発言とは、アメリカによる「原爆投下もしょうがなかった」発言のことを意味していると思うのですが、安部首相もかばったのにかかわらず、友党からも批判を浴び、ついに辞任と言う流れになりました。
日本の国民の力はすばらしい力を持っているということの証明であったと思います。アドバルーン発言であったということは私は気がつかなかったのですが、確かにその後の憲法改正に対する安部首相の発言は、トーンの低い内容になっていたような気がします。切れ者で通っている久間氏だそうですが、アドバルーンであったら事前に政権与党内で根回しをした後に打ち上げるべきだったと思うのですが、そこまでしなくてもと軽く考えていたのでしょうか。
要するに、多くの国民に、憲法改正と自衛隊の問題、日米安全保障条約と自衛隊の役割の問題の実態を自分達の問題として捉えていただいた時、自衛隊を軍隊に格上げして、大丈夫だと判断するか、危険だと判断するか。護憲を唱える政党が、いかに国民に理解してもらえるかにかかっていると思います。
私は今の憲法と、談合、金と政治の問題で腐りきった政権与党下で自衛隊を軍隊にしたらとんでもない暗黒の世界に逆戻りと言うこといなるのではないかと思うのです。
今度の参議院選挙で当選した議員さんは、憲法改正審議に参加する人たちですので、憲法に対して立場を明確にしている候補者、政党を選んでいただきたものだと思います。
憲法が改正され、自衛隊が軍になり、果てしない軍事拡大路線になれば、お金はいくらあっても足りず、寂れ行く農山村の荒廃を止めたり、福祉の増進、教育の改革等々は切り捨てられ、消費税の増大が必要になり、国民生活の後退に歯止めが掛からなくなっていくことは明白だと思います。そうなれば、多くの国民は観光などにはとてもお金を回せなくなり天竜峡、昼神温泉などは廃れていく一方と言うことになり兼ねないのではないかと心配です。
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