2007-07-13

現在の体制化では寂れ行く天竜峡、南信州復活は無理でしょうか

戦後の日本経済、産業は日米安全保障条約の下で仕切られてきたということですが、この結果食料自給率は40%をきり、エネルギーに到っては4%。この方針が、アメリカや日本政府の方針であるなら、日本農業の復活などを唱える私はとんでもない者になります。しかし、これでは例え本格的な軍隊を持ったとしても、瞬間的な戦争は出来ても長期戦となると食料面、エネルギー面で戦争には耐えら無いと思います。日米安保条約と言うのは感覚的には危ないものだと思っていましたが、単純に軍事面だけでなくあらゆる分野が仕切られているんだと思いはじめました。

日米安全保障条約前文では、
両国の間の一層緊密な経済的協力を促進し、並びにそれぞれの国における経済的安定及び福祉の条件を助長することを希望し、・・・・・・

第二条では、
締約国は、その自由な諸制度を強化することにより、これらの制度の基礎をなす原則の理解を促進することにより、並びに安定及び福祉の条件を助長することによって、平和的かつ友好的な国際関係の一層の発展に貢献する。締約国は、その国際経済政策におけるくい違いを除くことに努め、また、両国の間の経済的協力を促進する。

と言うことで、日本は農業やエネルギーの分野でかなり譲歩してアメリカに依存するようになってきたとのことです。インターネットで調べたところ、食糧の輸入については、平成17年の「平成16年度食料・農業・農村白書の概要(農林水産省資料)」によると、第1章の2の図2 我が国の主要農産物の国別輸入割合(平成15年)で生鮮食料品、鶏肉を除く主要なものの50%以上がアメリカからです。日本の農業を復活させようなどと言う言葉は、アメリカと日本の政府にとってはとんでもないことを言うなと言うことになります。エネルギーは元々日本のエネルギー事情は悪かったのですが、今では4%になってしまいす。こんなことではエネルギーの点からも外国と戦争など出来たものではないと思います。

第1章の2参照下さい。
我が国の主要農産物の国別輸入割合(平成15年)

きわめて低いエネルギー自給率