2007-08-21

どうする、寂れ行く観光地活性化の可能性

都会の人たちも喜ぶ農山村の活性化は、農山村自身が富を生み出してくれることですが、今まで検討してきた結果としては、バイオエネルギー生産が最も良いものであることは明白だと思います。

それでは観光復活はどうすれば良いでしょうか。私がこの間学んだことは、
まず第一に、庶民の財布が豊かになることで、余裕が出てくれば、旅に出てみようかなと言う人も多くなってくると思います。これからは分母となる人口全体も減ってくるわけですから、分子である旅に出て見たいなと思う人の割合が増えてこなければ、小さなパイの奪い合いになるわけですから、観光業は大変です。

資料1では、世帯平均所得を増やしていく対策が必要。
グラフは、年々世帯平均所得が減少していると言うデータで、この調子が続けば、ますます余裕が無くなり旅をしてみたいと言う人は減っていくでしょう。これを食い止めるには、日本の政治経済の改革が必要となります。

資料2では、日本の所得分布から、我が村、我がホテルのターゲットをどこにするか。
観光施設から見て、自分がターゲットにしたい層がおよそどの階層にいるか判断し(厳密にはこの資料からだけでははっきりしませんので、他の資料も参考にして)、対策を練る。

資料3では、国の借金が増えれば、庶民の財布の紐が閉まると言うことが書いてありますので、国の借金を増やさない、減らしていくためにはどういう政党に政権を担ったもらえばよいか、または、今支持している政党に注文をつけるかと言うことを考えていかないと、総人口の中の旅をしたいと言う分子の部分の人が増えないと言うことを示しています。

現在あらゆる観光地では、知恵を絞り、他の地域、施設との差別化に精を出していますが、このことと旅をしたいという人数を増やすこの両方に力を注がないと全体としては大きな効果を期待することはできないと思います。

資料1、こんなに減ってしまった世帯平均所得額

資料2、平成18年度調査、所得金額階級別世帯数の相対度数分布

資料3、既得権は公共事業につながる