2007-08-19

やはり当面必要とされる田中康夫さんの力

全く暑い日が続きますね。それで、昨日午後も図書館に行き新聞を読んでいたのですが、

自民党が参議院選挙の総括をしていてその中で、地方で負けたのは、地方にお金をばら撒くのを控えたのが敗因の要因の一つであるので、見直す必要があるとか、代わりの仕事を出さなかったのが拙かったのだとか、喧々諤々の議論が出ているようです。

その他にも、防衛省事務次官の問題もいっぱいありましたが、今日は上記の件に絞って書きたいと思います。

今度の選挙では、自民党の党員である農民や土建業者が活発に動かなかったと言う話はテレビなどでも報道されているところですが、いくらでたらめな自民党・公明党連立政権でも、国の借金がとめどなく膨れ上がっていくのは放置できないと公共事業を絞り込まざるを得なくなり、その結果地方の不要不急の仕事に無制限にお金をつぎ込むことができなくなってきたのですが、その結果お金が地方で回らなくなって、いくら選挙運動で自民党を応援しても、その見返りが無いのではバカらしくてやっていられないと言うわけで、今回の結果になったようです。

けれどもそうだからと言って、また元に戻してしまったのではそれこそ国が滅びます。

代わりの仕事を作ればいいと思うのですが、何をさせればいいかと言う問題で、私はバイオエネルギーの元になるスイッチグラスとかその他の植物を荒廃していく農山村で大量に作る研究をするとか、食糧生産を国の施策として行うことが当面できる対策ではないかと思うのです。

また大事なことは、今回の選挙で国民の生活を崩壊させないと言うことで民主党をはじめとする野党が勝ったのですが、この公約を実現するためには、昨日も書いたように15.3兆円も必要と言うのですから、野党各党のあれやこれやの違いがあっても、まずは選挙公約の実現をいくらかでも果たして貰うためには、資金の確保がもっとも大事です。

それには、消費税を増税しての対策は考えられませんから、今ある予算枠の中から捻りだすと言う方法しか手は無く、民主党を含め他の政党内で、この経験をした人は田中康夫さんしかいないと思うので、彼を中心に法案を作り、びしびしと手を打っていくというのが一番確かな方法だと思うのです。

ただ、田中康夫さんは組織的にこれらを行うのがあまり上手だとは思いませんので、民主党が中心となり防衛しながら自民党・公明党に改革を迫って行ってもらわないと効果のあることも長野県の経験のように潰されてしまうということになりかねません。

秋の国会は大変私達普通の国民にとって大事な国会になると思いますので、多くの国民の皆様の監視が大事になってくると思います。