2007-08-17

中曽根元首相の言う毛沢東のやり方で日本再生にチャレンジしたら

皆さま、楽しいお盆だったでしょうか。私は母の待っている生まれ故郷に戻り、子供たちや結婚した子供と孫、子供の友達と、母を中心に賑やかなお盆でした。新盆お見舞いも数軒あって、ぐるぐると生まれ故郷を回ってみたのですが、寂しくなってきています。どうすれば若者を惹き付けられる村に変われるか、重要な時期になりかかっていると思いました。

新聞には各地の盆踊りの様子や、伝統的な行事の様子が掲載されています。また、我がの娘は私の故郷に来る前に、岐阜県の郡上に行って見てきて感動していましたが、そういった各地が生活の場として若者に受け入られることが大事ですから、それにはどうやって収入の道を作るかがとても大事なことで、親類の家でもこのことが話題になりました。

そこで思い出したのが、
参議院選挙後の読売新聞で、中曽根元首相が、橋本五郎さんとの対談で、小沢民主党党首をべた褒めに褒めていたことです。

それは、今度の参議院選挙の戦い方が、農村部から攻めていることで、この戦い方は中国の毛沢東の戦い方と同じで、「農村から蜂起し、都市を攻める」と言う方式と似ているとのことです。実際今まで自民党が圧倒的に強かった農村部も、もはや限界と言う状況になってきている時期と重なってきていることもあると思いますが、たいした男だと、べた褒めでした。司会者の橋本五郎さんも小沢民主党党首がこんなに褒められたのを聞いたことが無いと話していました。

これからの日本のたて直しは、これと同じで、従来の考え方ではなく、(工業都市からではなくて)見捨てられつつある農山村から、エネルギーと、食料の確保、世界をリードできる新しい技術の開発と確立を計ると言うことを考えた方がよいのではないかと思いました。エネルギー問題は地球温暖化対策としても世界的な問題であり、日本が技術的にリードできるようになれば この技術により世界に貢献でき、その見返りも十分期待できるものと思います。また、工業製品については、今「BRICS」ブラジル、ロシア、インド、中国が工業国に発展しつつあり、最近ではそれに加えて「VISTA」ベトナム、インドネシア、サウス・アフリカ、トルコ、アルゼンチンが追い上げてきており、すでに今ある製品では人件費が1/10とか1/20と言うような所とまともな競争をしても勝負にならないことは目に見えています。あらゆる要素技術で世界一となり、新技術開発もどんどんしていくというようにしなければ、資源の無い日本が立ち行かないことは理の当然だと思います。政界再編もこう言う流れの中の一つかもしれません。