海外企業によるM&Aと、日本の過疎地
いろいろの報道や、本などで問題になってはいたのですが、来年5月海外企業による日本企業のM&Aが解禁されるということでもう1年もありません。そうなるとどういうことが起こるかと言いますと、資本力がすべてですから、海外の資本が雪崩を打って日本の優秀な企業のM&Aに乗り出すことが考えられ、資本力で叶わない日本の企業は買収され、良いとこ取りされた上で解体され売り飛ばされる可能性があると言うのです。これを逃れる手は、日本企業が同種のものは大合併して、資本を大きくし、売上合計を大きくし、1社1社でやっている設備増強、研究開発費の効率的な運用で海外勢力を寄せ付けなくすることができれば、生き残ることができる可能性がでてくるとのことですが、今のところこう言う機運は生まれてきていないので先が心配されるというわけです。それとBRICS諸国の成長。これはじわじわと進行するので、日本の現状の力に近づくのは20年や30年後と言う事ですが、私のような素人にはグローバルな社会と言うものは想像を絶することが起こりうるということで、常に最悪のシナリオも考えて上で政策を考えないといけないぐらいのことしか思い起こせませんが、こういう時食料を国内で大方賄える体制を敷いておかないとそれこそ最悪です。それに発展途上国の食料事情も年々向上してきているとのことで、お金がなくなった日本へ回す食料など無いよと言うことになりかねません。今年のWTOでも世界各国は自国の農業を守るということで話し合いがつかなかったようですが、それが当たり前だと思います。日本は、農業を犠牲にして、その代わりに工業製品で儲けようとしたようですが上記のような事態がくればそれこそ大変です。まだ荒廃しきっていない農地をいかに存続して将来に繋げるかを政治家の皆さんは考えていただきたいものだと思います。そしてそうすることができれば、人間の心を癒してくれる民族的伝統文化の継承も可能になってくるのだと思います。
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