龍淵寺観音霊水、南信州日報さん記事
記事掲載につきましては、龍淵寺様が南信州新聞社より転載了解いただきました。写真は記事中の物ではなく、龍淵寺様撮影。なお、この記事は、新聞をスキャナーでPDFファイルに変換後、テキストデータに変換したもので完全に正確にテキストデータに変換できていなかったため、訂正作業をしましたがまだ文字違いがあるかもしれません。新聞原文は間違いありませんでしたのでもし発見された場合は、私の修正漏れです。その場合はご容赦ください。--------------------
南信州新聞2006年(平成18年)7月2日日曜日
南信濃の湧き水は”名水”
龍淵寺の「観音霊水」調査で判明、新たな観光資源に
飯田市南信濃和田の龍淵(りゅうえん)寺境内にあるわき水「観音霊水(かんのんれいすい)」にカルシウムとマグネシウムが多く含まれていることが、30日までに分かった。高い数値を示しながらも、飲用として整備されでいる天然水は珍しく、新たな観光資源につながると住民たちは期待を膨らませている。
下伊那教育会の元陸水委員、浅野清志さん (56)=泰阜南小校長=が試みた水質調査で判明した。水質はカルシウムを多く含む弱アルカリ性。カルシウム、マグネシウム、炭酸水素の濃度の高さが特徴だ。
汚染などがある場合に高い数値を示す塩素と硝酸は「ともに低い値」と指摘しており、その上で「飲料水としては理想的な状態にあるのでは」とみる。
同じ弱アルカリ性で、環境省選定「名木百選」に指定されでいる「龍泉洞地底湖の水」(岩手県下閉伊郡)や「宗祇水」(岐阜県郡上市)などと比較しても濃度は2倍以上。「『名水百選』と比べても高い仲間に入る名水だという。カルシウムとマグネシウムの含有量でみると硬度は、4段階のうち 2番目に硬い「硬水」に匹敵。ミネラル補給や健康飲料に適している-とされる数値を示した。同じ「名水百選」に指定される飯田しの「猿市の泉」は軟水でお茶などに適しでいる。
周辺は中央構造線の東側で、遠山赤石構造線、赤石断層と3つの断層が入り組む。水源は盛平山(標高723m)龍淵寺の盛宣隆・副住職によると複雑な地形から南アルプスの池口岳(標高2,392mを水脈としており秩父帯の石灰岩を通って何十年もの長い年月をかけて盛平山にたどり着く-とみでいる。”きれいな水”の指標である炭酸水素は 「龍泉洞地底湖の水」の3倍以上、「宗祇水」にいたっては7倍以上。二酸化炭素だけを含んだ水が、南アルプスの岩石と反応して成分を溶かし出しでいるのを裏付ける。
盛平山の中腹にわき出た水を取水し、約300mのパイプで龍淵寺境内まで引く。遠山氏が領土を治めていた400年以上前に整備され、生活水としで利
用されているが、これまでに一度も枯れたことがない。頂上付近に霊場があることから、わき水を「観音霊水」と名づけた。 龍淵寺では現在も生活水として利用しでおり、80年間使い続けている住職の盛文雄さん (80)はこれまでにけがや病気はなく、昨年になって初めて歯医者に足を運んだほど。盛住職の家族も同様で、近くの住民は「わき水に含まれでいるカルシウムの多さが要因では」と話す。
水量はほぼ一定で水温は14.5度を保つ。無色透明の無臭。
水質は10年前の調査時とほとんど変わっていないという。盛副住職は「地域にとっで新たな発見であり、周辺の観光施設と結びつけて誘客につなげたい」と
期待している。
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以上です。明日は、信州日報さんの新聞記事を掲載させていただきます。
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