頑張っています、☆清内路くらぶ☆ ビレッジャー通信 20号発行されました
毎月恒例の清内路村役場発行のビレジャー通信が発行されました。是非国道256号線をお通りになった際には、一番清水で水を飲み、20リッターポリタンクをお持ちになり水を汲んで行って下さい。小村ながら頑張っています。┏ 清内路の山里から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ◆ビレッジャー通信◆ 20号
┃清┃内┃路┃く┃ら┃ぶ┃ 清内路をみんなで楽しむために
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━ 2007.8.31
まだまだ残暑が続く中、清内路ビレッジャーの皆様お元気ですか。
清内路村でも今年の夏は36℃を越える暑い日々が続きました。標高の高い
清内路の風も住んでいる私たちには涼風と感じられないような厳しい暑さでし
たが、都会から来られた皆様は「涼しい」と感じておられたようです。
何度か「一番清水」に行く機会がありましたが、この暑い中でも「一番清水」
の水はとても冷たく10秒ほど手を入れていると我慢できないほどでした。改
めて湧き水の多い清内路のすばらしさと、毎日飲んだ一番清水で作った麦茶の
美味しさを感じた夏でした。
また、今までに行政として取り組んだことのない盆中の交通量調査を行いま
した。1日の交通量は約3500台。一番清水に止まった台数が約250台。
ちなみに一番清水を汲んでいる量は平均20リットルでした。地域別では札幌から
沖縄まで来村され、中京圏(愛知県、岐阜県)を筆頭に東北、四国まで多方面
の方が通っていることが分かりました。
清内路ではいよいよ奉納煙火の準備が始まりました。私も毎晩火薬の製造に
行っています。今年は村の奉納煙火と別に、花火サミット、静岡(草薙)での
徳川四百年祭へも花火を出すため大忙しです。
それでは、今月のニュースです。
◇◇合併関係情報◇◇
8月28日に議員懇談会が清内路村を会場に行われました。当日は「おおま
き」でコカリナの演奏、夜には「箱ずし」が振る舞われ阿智村議員から絶賛
されました。
◇◇イベント情報◇◇
<清内路村大運動会>
恒例の清内路村大運動会が9月16日に開催されます。
清内路村は数年前から、多くの住民で作り上げる運動会にするため、保育園
や小学校が独自で行っていた運動会と村全体で行っていた村民運動会を統合
して「清内路村大運動会」として開催しています。
毎年新しく赴任された先生方からも、他地域にはあまりない開催方法に対
して大変高評のようです。
小さな村ならではの楽しい運動会。誰でも参加できる競技もありますので
機会がありましたら、是非参加ください。
<おおまき感謝祭>
実は、まだ関係する住民の皆さんにしか公表していないイベントですがビ
レッジャーの皆様に先行してご紹介します。
まだ、内容については変更の可能性もあります。
収穫体験、焼酎学校の予約の開始は後日連絡いたします。お待ちください。
イベント名:おおまき感謝祭
期 日:10月27日(土)・28日(日)
内 容:
「清内路あかね収穫体験」(先着20名)
「焼酎学校」あかねちゃん樽仕込みの試飲と伝統野菜の料理で交流会
ソムリエ高野氏からあかねちゃんの紹介。
日本料理の鎌倉徳雄氏に伝統野菜で料理を作ってもらいます。
ゲストとしてガンダム、ウルトラマンなどのイラストレーター
開田裕治・あや夫妻。 また、俳優の堀田眞三さんも参加予
定です。
「さわやか文化祭」村の文化祭です。開田裕治さんの作品を展示予定です。
「おおまきで野点」村内各地の清水で野点。箱寿司販売。コカリナ演奏予定。
◇◇村の動向◇◇
☆「イングリッシュ・サマーキャンプ」が開催されました
8月1日~5日。村の重点事業である「イングリッシュ・サマーキャンプ」
が開催されました。
1日からの中学生コースには県内外から26名。3日からの親子コースに
は38名の参加がありました。両コースとも3日間の日程で、英国人講師ら
と英語を学び、キャンプファイヤーやスポーツなどで交流も図りました。
参加した方からのアンケートには「大変良かった」「良かった」と回答した
方が約8割に達し、初めての試みだったにも関わらず、多くの関係者の協力の
もと大成功に終わりました。来年度の開催に向けても、今回の反省も踏まえて
更に魅力ある清内路をアピールできるように検討していきたいと思います。
☆「信州伝統野菜」に3品目が認定
地域の伝統野菜を認定し食文化の継承と地域振興を図る、県の信州伝統野菜
に認定された「清内路きゅうり」「清内路かぼちゃ」「清内路あかね」に認定
証が授与されました。
清内路村は他地域に比べ伝統的な野菜が多く残っており、今回認定されなかっ
た「清内路みょうが」などもあります。
今後課題となるのは、遊休農地や荒廃農地の復活、生産者の拡大などです。
中々、行政や住民だけでは力不足、知恵不足ですので、ビレッジャーの皆様
の中でも良い案があれば、是非提案いただければと思います。
◇◇ビレッジャー募集の再開◇◇
昨年12月をもって募集を一時中止していた「清内路ビレッジャー」ですが
10月にホームページのリニューアルに併せて再度募集を開始したいと考えて
います。
以前のビレッジャー募集と基本的な事は変わりませんが、特典や優待につい
ては少し検討したいと考えています。
この機会に、ビレッジャーの皆様の中で「こんな企画をしてほしい」とか併
せて「こんなことをしたらどうか」などと言った意見がありましたら、是非ご
連絡いただけると助かります。よろしくお願いいたします。
◇◇今月の1枚◇◇
☆成人式がおこなわれました
清内路村では毎年8月15日に公民館主催で成人式を開催しています。
今年度は新成人対象者11名中9名が参加、中学校時代の恩師の先生方をは
じめ大勢のご来賓の方々におこしいただき盛大に祝うことができました。
新成人を代表して伊藤寿美子さんが、支えてくれた方々へ感謝を伝えた後、
村が直面する高齢化の問題や財政問題・中学校統合・合併問題などを自分達の
将来に関わる問題として真剣に考えたい。将来を背負って立つ立派な人間にな
るため、助け合い努力したい。と力強く宣誓をおこないました。
※ 写真は村長・議長・公民館長、恩師の先生、新成人の皆さん
◇◇清内路の昔話◇◇
清内路のむかしばなし
清内路村に伝わるむかしばなしをお伝えしています。
清内路村の方言をそのまま掲載しています。意味を書いてありますが読みにく
いかもしれません。ご了承ください。
感想などをお寄せいただけると助かります。
清内路村教育委員会 担当:野村
第3話「食わず女房」
むかしむかし、おじ坊主といって炭を1俵しょって(背負って)、梨野峠を
越えて、山本にいって2銭か3銭儲けてご飯を食べている人がいました。
ある日のこと、けっこな(きれいな)女の人がきて「おれをおかさま(嫁さ
ん)にしてくりょ(ください)。」って言いました。
「おらほじゃ(わが家は)びんぼ(貧乏)だで、おかさまにゃできん。食べる
ものもないで。」と、おじ坊主は首を振りました。すると、「おらあ、ご飯食
べんで。ただ洗濯したり何かする女でおいてくれりゃいいで。」と言いました。
そしたらおじ坊主は「俺もひとりでしょいこに行ってくりゃ寒いし、ご飯を食
べにゃおいてやる。」と言いました。
そして、3日4日そうやって暮らしていると、家の中がきれいに片付いてい
きました。すると、となりのせんしょな(余計なことをする)ばあさんが、お
じ坊主がしょいこに行った留守に、家から煙が出とるので「何だ。」と思って
家の中をのぞいてみると大きな鍋にご飯を炊いて焼き飯を握って、体中口だら
けになったところへポンポンポンポン。
「そりゃ食え、そりゃ食え。」って、焼き飯を放って食わしていました。見て
いると、パクパクパクパク体中の口という口が焼き飯を食べていました。せん
しょ婆さんは口をあんぐりあけたままびっくりしてしまいました。そして、そ
さくさと家に引っ込んでしまいました。
次の日、せんしょ婆さんは、おじ坊主が朝出かけるところを戸口で捕まえて
家の陰に連れてって、「こんな気味の悪いものおいちゃかなわん(とんでもな
い)ぞ。じつはな……。」と昨日見た一部始終を話して聞かせました。
「ほんな、馬鹿なことはねえ。」おじ坊主は首を振って、せんしょ婆さんにく
ってかかりました。「ほいじゃ、今日だけしょいこに行かないで昼近くになっ
たら家の中をのぞいてみよう。」と、せんしょ婆さんに言いました。
それから、おじ坊主は、しょいこに出かけるフリをして家を出ました。
しばらくすると、家から煙が出てきたので中をのぞいてみました。すると、せ
んしょ婆さんの言うとおりおかさまが、頭を皿に、体中口だらけにして「そり
ゃ食え、そりゃ食え。」と焼き飯を握っては放って食わしていました。おじ坊
主はおっかなくて(怖くて)寒気がして、家へも入れなくなりました。それで
も入らなくてはと思い度胸を決めて入っていきました。
「今までお世話になったけど、俺もとてもじゃねえが何もいらないと言っても、
おってもらうわけにゃいかんで。暇やるで、家から出て行ってくれんか。」と
話しました。
すると、「はあー。行くくらいじゃない(行ってやってもいいよ)。すぐ行
くがその代わり俺に風呂桶をくりょう(ください)。って、女は言いました。
「俺も何にもないでくれれんが(あげることはできないが)風呂桶ぐらいなら
やる。」っておじ坊主が言うと、「お金はいらん。風呂桶だけくりょう。」と
言うから、風呂桶をやったら、女は鬼になっちゃって、ポコーンとその風呂桶
の中へ旦那様であるおじ坊主を放り込んで、ヒュウヒュウヒュウヒュウしょっ
て(背負って)っちまいました。風呂桶の中で、「助けてくりょう。」って声
がしてもとても助けられません。足が速かったからです。
そして、谷底の頭について、鬼はそこにあるお地蔵様のところで一休みしま
した。そのときおじ坊主は風呂桶からそっと抜け出て、そこにあったヨモギと
ショウブの中に隠れていました。
そんなことを知らない鬼は、下のほうへ風呂桶をあらかし(転がし)ました。
すると、下の方にも鬼がいて、上の鬼が「今、あらかし(転がし)たが届いた
かあ。」って言ったら、「届くには届いたが、からだぞう。」って呼ばって
(呼んで)いました。
ちょうど、節句の頃でおじ坊主はヨモギとショウブの中にじっと隠れて震え
ていました。
それで、清内路村ではショウブとヨモギを屋根のひさしにさします。月遅れ
の6月にちまきを作り、ホウ葉まきをたくさん作って子供たちのおやつにしま
す。ショウブやヨモギの風呂をたき、風呂に入れたショウブで、男はハチマキ
をします。女衆は髪にさすと頭の病気をしないと言われています。
資料 『清内路村のむかしばなし』
昭和63年清内路のむかしばなし保存会発行
語り:桜井小菊(現在は他界されております)
編集:原 角郎 桜井 伴 原 武彦
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なお今月の写真は成人式の記念写真でしたが、目元まではっきり写っていましたので肖像権の問題から掲示を控えます。20歳、私には今から40年も前のことです。多くの青年が生まれ育ったこの地で生活を営めれるような時代になって欲しいものだと思いました。
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