2007-04-27

新情報いただきました。誰が荒地を耕せば良いのでしょうか1

昨日の記事に下記のコメントをいただきました。バイオエネルギーでコーンより効率の良い材料が見つかり心配は無いとのことです。詳しくは知りませんのでストレートにご紹介します。

タイトル「心配無用」ラフランスさんより
鎖国の心配はいりません。1トンの牛肉を作るのに10トンのトウモロコシがいりますが、そのトウモロコシを牛にやらず人間が食えばいいのです。今トウモロコシからバイオエタノールを作っていますがこれがとても非効率で100リットル作るのに80リットル分のエネルギーがいるそうです。代替えとしてスイッチグラスというのがあります。ススキみたいなのですがアルコール変換効率がとても良いそうです。荒れた農地でこの草を作り、燃料を自給自足、しかも二酸化炭素排出ゼロです。必要は発明の母ですね。(2007.04.26 08:40:39)

こう言う新しい資源が早く現実のものになるといいと思います。皆様この件に関して情報がありましたらたくさんのコメントを下さい。
ラフランスさんありがとうございました。

理屈としては、ご先祖様が血と汗で開墾して開いた農地を草ぼうぼうにしてよいわけはないとしましても、実際それではお前もやれといっても農業がすぐできるものではありません。先ず若い人では、自分や家族のの文化的生活、子供の教育お金のかかることばかりで到底山奥の猫の額のような土地でそれだけのお金を稼ぎ出すというのは不可能に近いといっても過言では無いでしょう。

それに体力と気力が必要です。かって我家の息子は、北海道の酪農農家に憧れてアルバイトで行ったことがあるのですが、1週間と持ちませんでした。

石油を使う機械に慣れた農業から、食糧難となりあらゆる所で農業生産をしなくてはいけない状況となりますと、急傾斜地でも何でも耕して種をまき観賞用の花のためのプランターでさえも食料になるものを栽培しなければならなくなるわけで本当に昔の生活に戻るわけです。

石油に関して言えば、ラフランスさんの言われるように、バイオエネルギーで代替できるようになったとしても膨大な生産面積が必要であり、今の石油が全部代替可能になったとしても、現在の食糧自給率が40%を切るという状況から1億2千万人がほぼ今と同じ食生活をするだけの食料を確保するためには今日明日、一朝一夕にできるものでは無いと思います。

先ずは今ある農地の荒廃を防ぎ、いつでも使えるようにしておくべきだと思うのですが、それじゃあ誰がやるかということが問題です。

先ず考えられるのは、その土地の所有者。
けれども、生活が大変で出て行ってしまった人達に農地を耕せといっても生活資金はどうなるのといった現実的な問題がありとてもできないでしょう。人並み以上の体力と気力を要求される農業。それに見合った収入が無くてはとてもできない相談です。