無線愛好家の皆様、山間地インフラ整備に電力線高速通信を
10月22日の日経新聞を見ていましたら、日本でも屋内に限っての話ですがパソコンの電源プラグをコンセントに差し込むだけでインターネットっを使うことが解禁になったとありました。以前から話は持ち上がっていたとのことですが、これを使うと、電線から電波が漏れて、無線が混信する恐れがあるということでクレームがつき実用化が遅れていたようです。また、専門家によりますと既にADSL、光通信が大規模に敷かれており、通信速度で劣る電力線高速通信に代わることはないだろうとのことです。
けれども、日本のような山国では、私の近辺を見ましても、電話線はあっても局からの距離が遠くADSLは使えない、ケーブルテレビが繋がっている地域は使えますがそうで無い地域や家庭では使えない。光ケーブルに至っては飯田市でも私の住んでいるところはつい最近繋がったという状況です。ADSLが使えない地域では、ケーブルテレビを引かないと、高速通信の恩恵に与かれないのですが、この敷設料金がまた馬鹿にならない。多分そう言う所が多いのではないかと思います。
それに、高齢者が多くなってきている山間地では、電源プラグをコンセントに差し込むだけでどこでも自由にインターネットを使えると言うことは大変便利です。無線ラン設定などする必要も無く、夏は涼しい場所で、冬は暖かい場所でと簡単にパソコンを移動できます。
また、都会から地方に、Iターン、Uターンしたいと言う人達にとっても、インターネットも使えないというような場所に引っ越すのはためらわれることでしょう。けれども電線は人が住んでいた所ならどこにでも敷いてあります。こういう便利さを利用できないと言うのはどう考えても無駄なことだと思います。今では無線愛好家とインタネット利用者どちらが多いでしょうか。技術的に使える地方を限定できればそれでもいいのですが、だめなら、少数派が泣いてもらうしかないと思います。
私の母は、84歳ですが今でも毎日ホームページで日記を書いて多くの皆様に読んでいただいているのですが、山奥に住んでいるので高速通信を使えません。そのため、オフラインで日記を書き、その後アップロードしています。また、インターネットサーフィンなどもしたいようですが、お金がかかりますのでやっていません。常時接続できていればブログで日記を書くことも出来ます。人道的に見ましても、日本を支えてくれた多くのご老人にどんな山奥に住んでいようと、人生の晩年に最新の科学技術の恩恵を楽しんでもらえるような配慮もあっていいのではないでしょうか。
どうか無線愛好家の皆様、これから技術も進歩して混線と言うことも解消していくのではないかと思いますし、日本の山間地を文明の進歩から遠ざけないためにも電力線通信を開放することに同意ください。
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