水窪歴史民族資料館有効利用方法ご提案と、国、郷土を愛する心
開館日が土、日、祝日と言うことで、ウィークデイには教育委員会に電話すれば、開けてくれると言うことですが、そんなことはどこにも書いてなく、私は1回目に行った時閉まっていたので、日を変えて日曜日に行きました。飯田から水窪町まで1時間半かかります。浜松市はこう言う施設に積極的でないのでしょうか。書いておいてくれたら無駄なガソリンと時間を使わずにすんだのです。それと館の係員にお聞きしたら、前は常時開館していたそうですが、浜松市と合併してから開館日を少なくしたとのこと、過疎化対策が叫ばれている現在、この町から働く所が無く出て行った多くの人の中にはサービス業の人も多く、ウィークデイでなければ休めない人も結構いると思います。こういう歴史的な資料や、文化遺産を、小さい時から子供や孫に見せておくことは自分達のルーツを知らしめる上でもとても大事なことですから、国を愛する、郷土を愛する心云々言うのなら裁判所でさえ問題にした、第2次世界大戦の象徴であった、日の丸を拝ませたり君が代を歌わせるよりもはるかに大事なことだと思います。国や郷土を愛すると言うこは、まず郷土の歴史を知ることから始まりますから、そのためには、郷土の歴史に触れさせる機会を多く作ることが何より肝要だと思います。
いかにお金を掛けずにそれをやるかが改善、改革であって、これでは改善、改革ではなく手抜きそのものです。そして、水窪町出身の子孫に郷土を愛する心を育み、水窪町に関心を寄せてくれた貴重な人たちをガッカリさせないためにも郷土の歴史を集大成した歴史民族資料館の常時開館をぜひ実現しないと、この町の損失がより大きくなると思います。それに来年はどっと団塊の世代の人達がウィークデイに各地を回りますから、水窪出身の人たちはもちろん、そうでない人も水窪を訪れると思いますから、早急に検討されたらと思います。
この点長野県では今までご紹介した市町村では、人を置いているか、不在時にはここへ電話をくださいと言う掲示がしてあり、より多くの人に各地の郷土資料を解放しようとしていますし、写真も営利の目的でなければ撮影させてくれて歴史的資料の活用を推進しようとしています。水窪の人たちも浜松市に合併してしまったとは言え、大きいことは良いことだとばかりのことはありませんので自分達の地域活性化のためにどうすれば良いか提案していくことが大事だと思います。
常時開館するための方法ご提案
書いていて思い出しましたので、常時開館できるようになった事例をご紹介します。私は道の駅レポータとして各地を歩いていたのですが、長野県南部に平谷村と言う所がありまして、ここは、以前は、館内を見たい人は役場に電話をしてくださいと書いた紙が張ってあり、電話をして5分ぐらい待っていましたら役場の人が飛んできて、説明を聞きながら写真も撮らせてもらい満足して帰ってきたのですが、最近行って見ましたら、以前は別の所にあった商工会の事務所を、郷土資料館に移して、常時開館していて、家族連れの人たちで賑わっていました。同じようなことを水窪町でもやってもらえれば良いのではないかと思います。商工会でも、教育委員会でも、観光協会でも良いわけで、休日とか、特に説明して欲しいと言う時はボランティアの専門家に頼めばよいので、これならお金をかけず、子供の教育や、町を訪れた人々に対してのサービスができ町の活性化に、一番深いところから貢献できるのではないかと思います。
町の経済的活性化については、長野県の下條村では、自立の道を選ばれ、起債制限比率2.0%、実質公債費比率5.2%、生涯出生率は、直近の平成15年からの3カ年の数値では2.12人と言う所もあると、ブログサーフィンをしていて知りましたので一つの事例として明日ご紹介します。
とにかく英知を出して、農山村の維持を図らないと20年、30年先が非常に危険な状況になる可能性も有るとのことですから、今のうちから手を打っておいて欲しいと思います。以前お米不足となったとき、大慌てで、休耕田の再使用を検討しましたが、荒れきってしまったら開発に時間がかかると言うことと、農業後継者がいなくなってしまっていて、お米の作り方が忘れられてしまっているといった事態も予想されるのです。国家百年の計を考えるとはこう言うことも含めて考えることだと思いますがいかがなものでしょうか。
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