竜田橋方面へ、今回の大災害を思いながら
浅野温泉を見ましたら次は竜田橋方面へ向います。元来た道を戻り橋のたもとまで来ましたら、右折れし道なりに前進します。細かな道はいくつかあるのですが、比較的広い道を進みますと、写真のような標識が見えてきます。この道を走りますと、傾斜地の中の少しの平らな部分は田んぼにしたり、傾斜地は畑にしたり、それはきれいに手入れされています。そんな中一部草ぼうぼうのところもあります。空き家があったりもします。もしここが荒れ放題に荒れてしまったら、今回の大雨の時よりもっとひどい土砂災害が発生しやすくなるのではないかと思います。また逆にゴルフ場など作ってしまいますと、今回の長野県岡谷市の土砂災害のように、降り続ける大雨を大地が受け入れる余地が無くなり、大災害に繋がるといった自事態になってしまいます。山間地は人間の手で開発した程度のゆるやかな開発のほうが自然にとって良いようです。7月21日付け信濃毎日新聞で田中知事がヘリコプターで上空から災害地を観察したところ災害地の上部にゴルフ場があり大型開発の付けが回ってきたのではないかと話していると言う記事がありました。それを裏付けるように、7月31日昨日の信毎では、信大研究者らが現地を調べゴルフ場については触れていなかったですが、表土にたまった水を含みきれなくなって崩れあふれた水が一気に流れ下ったとしています。今回の土石流は、「現場の傾斜が緩かったこともあり樹木をなぎ倒す力は小さかった」とのことで、広大なゴルフ場に樹が植わっていれば防げたかもしれません。今後解明作業を進めるといろいろはっきりしてくると思います。この地域を車で歩きますと、犬坊強恋、阿南町町誌、熊谷家伝記などで知ったあちらこちらから流れ着いた落ち武者達が何百年もかけて切り開いてきた貴重な土地だと言うことを実感します。 土砂災害のあった岡谷市湊地域の
ヤフー地図、ゴルフ場が2つもあります。これでは大雨になった時、雨を吸ってくれる土地があるわけは無いのではないでしょうか。
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