2006-05-06

三浦とよみさんの「犬坊狂恋」を読んでの感想、大鹿村・梨花の舞

三浦とよみさんより読後感想を頂きましたのでご紹介します。

犬坊狂恋を読みましたので。

人を愛する 恋う気持ちは今も昔も変わらないかもしれない。
時代物は読むことが少なかったけれども、本書は一気に読み終えました。
「犬坊狂恋」の主人公犬坊のもつ魅力は「妖気」に属するもの、他人を惑わせ
狂わせてしまうような禍々しい魅力を持った美少年と表現されている。
そんな美少年をめぐる乱世の残酷な物語は、阿南町和知野の「権現城」とよばれる関氏最後の居城を舞台に繰り広げられる。
犬坊は、反乱軍の夜襲をうけ傷ついた主、関盛永を助け逃避行の途中寝入っているはずの盛永の口から奥方「お万」の無事を案ずる声を聞いて逆上、盛永の愛は
常に他人の介在を許さない自分だけのものと信じていた盛永の「お万」を案ずる
声には許すことはできなかったであろう自らの手で盛永を刺し殺し,自ら命を落とす出なく、もう一人の「犬坊も俺を好いていた・・・・」と信じていた男に命を預けるが犬坊の断末魔の言葉は「盛永さま・・・」であった。
逆上した男は犬坊の両耳をそぎ落とし無残な死をとげさせtる。
この犬坊の墓は阿南町西条小中尾の丘の上にある。
盛永の案じた「お万」は道案内役の犬坊の育ての親の邪な思いに犯されて殺される
恋するということはすべからく狂うことであると作者は言う。
愛しい人を永遠に我が物とするために究極は命を奪い、命を落とす凄惨な乱世もあったのだ。

作者「深水さん」一読したときの印象というか、想像していたとは大違い、30歳代くらいの若い青年でした。

三浦さんありがとうございました。

犬坊狂恋は、新風舎より購入いただけます。ぜひお読みください。

取り急ぎ大鹿村・梨花の舞をご紹介します。5月5日にあったのですが、今のところ地域のお祭りのようで、駐車場は10台くらいしかないとの事、このブログでの宣伝を控えていましたが、大鹿村観光情報に載っていましたのでご覧ください。私も行って来たのですが、これはぜひ多くの人に見ていただきたいお祭りですがこの地の道路状況が良くわかっていないと車の処理で時間がかかってしまい大変ですのでもしこの写真をご覧頂いて来年はぜひ見たいと言うお方は、5月3日の大鹿歌舞伎と合わせて5日まで大鹿村に滞在されて見学されても十分価値はあると思いました。この近くの宿は、赤石荘が近くです。案内して頂けると思います。詳しくは日を改めてご紹介します。
大鹿村観光情報