2006-02-15

千と千尋が参考にした霜月祭り特別講演見てきました

kagura.jpg今日も横道にずれますが、

道の駅遠山郷、かぐらの湯(飯田市南信濃)で通常1日かかる踊りをダイジェスト版説明付きで1時間に短縮して見せて頂きました。以前にも書きましたが普通の人間には、はっきり言いまして何が何だか分かりません。今回のような催しは始めてのことだそうですが、観客定員150人の大広間が、ほぼ埋まってしまいました。この地域のご老人も久し振りに見れたといってご家族の方と帰られていきました。静岡県、愛知県方面からも多くの方が見に来られたようです。

説明によりますと、この祭りは国重要無形文化財に指定されており、村を上げて維持されているとのことです。全国の神様に年に一度集まってもらい、湯立てをし、数々の踊りを見てもらい6時間後ぐらいにはお帰り頂きその後この地域の神様と氏子が一年に1回のお祭りをするというなんとものどかなお祭りで元々は、西暦600年か700年頃宮中で行われていたものを、1200年代にこの地域に取り入れその後一時期取りやめになっていたものを復活したのだそうです。

一つ一つの踊りの説明付ですから、聞いた後踊りを見ますとなるほどと分かります。途中余興の踊りもあり、伊勢参りに行くと言う若者に、別の人がそんなことを止めて子作りに励めと押し返されると言った場面もありそのうちに会場を笹の葉を持って福を施して回っていたお婆々が舞台に戻りその若者とダンスをしながら退場すると行った場面では、皆で大笑いをしました。帰って来て今日インターネットで霜月祭りと検索し読んで見ましたがやはり一回説明を聞いていますのですらすら分かります。何回も同じような説明を見てはいるのですが今回は違います。

次回は3月5日(日)13:30~14:30に開催されますのでこぞってお出かけください。

歌舞伎もそうですが、小さな頃からこういった歴史のあるものに接しさせてあげるといことが、子育ての中で大切なことだと思います。

なお、説明中に、地域の高齢化が進み、この踊りの維持が大変になってきており、祭りボランティアに依拠する部分が多くなってきたとのことでした。祭りボランティアの募集もしているようです。昨年の資料がなくなってしまい、今年の資料はまだ作られていないようですが、作られましたらお知らせします。興味のある方は、とりあえずメールで資料が欲しいと言う連絡を頂ければ、今年の募集要項が出ましたら、保存協会様から送ってもらうよう手配します。手元に連絡先の資料がありませんので、手に入り次第お知らせもします。

霜月祭り南信濃のご紹介、旧南信濃村教育委員会編集

上村霜月祭りご紹介(上村中学校編集)

和太鼓ふれあいコンサート&よさこいソーラン(踊り)のお知らせ

同じく道の駅遠山郷(かぐらの湯)で

3月12日(日)午後13:30~で上記コンサートが開かれます。

出演団体は、

南信濃  遠山太鼓連

上村    上神楽鼓・唱和舞会

天龍村  天龍浄心太鼓

入場料  無料

秘境遠山の村々の太鼓踊りを1回で聞いたり見たりすることは早々無いのでぜひこの機会をお見逃し無く。また、この後お風呂に入り、日程の許す方はこの近くで一泊されのんびりお帰りになられますと、翌日上村伝承館とその近くの昔の賑やかだった上村の街並みを見てお帰りになることもでき楽しいと思います。なお、ガソリンスタンド、食堂などで昼食を取られたとき、かぐらの湯1割割引券を置いてあるか確認されありますようなら必要数をもらって来ますと大変お得です。600円が540円になります。

南信濃アンバマイカホームページに詳細が載っています。このページからホームへ行き左サイドバーの観光案内を開きますと宿泊案内があります。7~8千の所が多そうです。