2007-01-03

PLC(電力線通信と)日本の山間地

昨日と今日は、長野県辰野町隣の箕輪町にあるインターネットカフェから書いているのですが、これは、私の母は電話線を使ってダイアルアップでインターネットを使っているのですが、母のいるの所が電話局から遠くADSLを使えなく、ブロードバンドを使うには有線放送の線を使わなくてはならないのですが、これの加入等に数万円を必要としホームページを毎日アップしメールを送るだけならダイアルアップで十分と言うことでやっているのですが、常時接続が必要なブログを使おうとする場合、27のブログ更新には大変なお金がかかり、速度も遅いので30km離れた町の快適なインターネットカフェまで車を飛ばして来ているわけです。前にも書いた電力通信ができればお金はどのくらいかかるか分からないのですが、局から遠いと言うことでADSLを使えないとか、高い配線料は必要ないことから少なくともインターネットを使いやすくなることは間違いないと思います。

このPLC電力線通信については、このブログで書いたところ多くの方から反対意見が寄せられましたが、その理由としては、無線が混信し、無線愛好家のみでなく、防災無線、山小屋の安全のための通信等が被害を受けると言うことでしたが、早期にこれを技術的に解決して、電線をはってあるところでは、どこでもインターネット接続ができるようになれば日本の飛躍的発展に寄与するものと思います。通信速度が光ファイバーに比べ遅いと言っても、ホームページやブログの発信には全く問題になりませんから、人間が生活するのに必要な地理的な空間、時間の短縮には役立たないのですが、もう一つの重要な要素である情報のやり取りでは、空間、時間の短縮それも0化に役立つのですから効果は絶大だと思います。これから大量の団塊の世代が職場から開放されて世に出てくるわけで、これらの人に田舎に帰ってきていただくためにも、せめて情報の受発信では都会と変わらない環境があれば、すばらしい自然と、人間らしい農業を営んで生活することができる田舎に帰ってきていただける可能性が高まることと思います。

昨日のブログでも書きましたように、山奥の80歳前後のご老人たちが、村おこしのためにパソコンとインターネットを使わなければだめだと、勉強を始める時代です。けれども多くの人たちは、月7~8万円の年金生活者であり、数万円も配線に掛けたりするのは大変です。また、ご意見の中に、国が光ファイバーを敷設し、民間に貸し出せばよいのではと言う方もおりましたが、今国は大変な借金地獄です。そういう中で、地方を切り捨てようと言うことですから、今ある資産の有効活用を考えた方がより適切では無いでしょうか。

素人考えでは、使う周波数帯を変えればよいと思うのですがこういうことはできないものでしょうか。ともかく天然資源の少ない日本では頭を使うしか生き残ることはできませんので、情報交換を何処でも、誰でも、何時でも、早く安くできる方法の早期確立が期待されるところだと思います。