巨大な阿南3段窯本体の写真
巨大な木を燃やして焼き上げる窯ですから大きいのは当たり前だと思いますが、先日の写真のように大きな煙が出るのもわかります。ここが国道沿いにある「ゆうゆ~らんど」に引っ越すまで使われていたようで「ゆうゆ~らんど」の陶芸センターにある新聞記事によりますと、1985年今から20年前に阿南町が作り、登り窯という種類の窯で薪窯としては最も効率よく焼成温度を高めることができるとのこと。窯は昨年5月連休に10数年ぶりに窯焚きが行われ、飯田市、下伊那郡北部、愛知県から集まり200点以上の作品を、3日3晩かけて眠気と熱さに耐えながら焼き続けたとのこと。それで分かったのですが、私達がこの窯の煙を見たのが4月29日の夕方、火を入れた翌日だったようです。新聞によりますと、この地域は周辺に民家が少なく、大量の薪を運ぶトラックの出入りもでき、少し上には温泉も旅館もあり、環境としては大勢の人が窯焚きというお祭りのような行事を楽しむのには良い所との事です。もし来年もあるようでしたら、焼き物の好きな方には一度は自分で薪を入れながら焼き上げてみたいのではないかとご紹介しました。明日はこの窯の由来についてご紹介します。
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